静岡県磐田市の税理士
大井 瑛里佳 です。
少し前まで投資はあやしい、損をするというイメージがありましたが
最近では投資をやっている方がだいぶ増えましたね。
預金に預入しても、お金は増えない
物価は上がり続けるので、支出は増える
どうやったら資産が増えるのだろうと関心を持つ方が多いです。
株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、
これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
非課税口座内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が
非課税(税金がかからなくなる)になる制度がNISAです。
NISAは2014年より始まった制度ですが
2024年より新NISA制度が始まります。
新NISAとは?
新NISA制度は「つみたて投資枠」と「成長投資枠」に分かれます。
現行の「積立NISA」と「一般NISA」はどちらか一方しか選択できなかったのですが
新NISA制度は「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を併用することができます。
また現行では非課税保有期間が積立NISA 20年、一般NISA 5年と期間が設けられていましたが
新NISA制度では無期限となります。
さらに年間投資枠が拡大されたり
(つみたて投資枠:年間120万円、成長投資枠:年間240万円、合計最大年間360万円まで可能)
非課税保有限度額は、全体で1,800万円。(成長投資枠は、1,200万円)に拡大されます。
このように使い勝手が良くなりますのでこれから利用される方がますます増えそうですね。
これまでのNISAはどうなる?
すでに一般NISA、積立NISAをやっているよの方
2024年以降もそのまま非課税で保有可能で売却も自由です。
(非課税保有期間は現行のとおり購入時から一般NISAは5年間、つみたてNISAは20年間)
ですので、新NISAが始まるからと慌てて売却する必要はありません。
ただし非課税保有期間終了後、新NISAに移管することができませんし
現行のNISAについては口座開設期間は2023年までなので注意しましょう。
投資に関しては余剰資金で行うことが鉄則ですが
余剰資金がない場合は収入、支出のバランスを見直す必要があります。
しかし、毎月少額からでもできますので
興味のある方はチャレンジしてみてください。